プログラマとして32歳を生きる

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32歳になった。32という数字には大きな意味がある。16進数で20、2進数で100000といずれもキリが良い。プログラマとしてもひとつの区切りだと思っている。

32歳のプログラマはもう初心者では居られない

自分は現在で4社目で、転職の過程でそれはもう色んな会社に落とされて悔しい思いをいっぱいした。また、会社員としてはここ数年は採用担当技術者として色んな方と向き合う機会が多かった。つまり、企業として何歳ぐらいの人間がどのくらいの実力や職責を求められるか割りとよく分かっている自覚がある。

32歳のプログラマは、以下のものが求められる。

  • 少なくとも1つ、突出した技能が必要。少なくともその技能では数名のチームのテックリードになれる。
  • 数名のチームをまとめあげる力。自分も戦士のひとりとしてコードを書きつつチームとしての結果を出せる。
  • 望むらくは複数のスキルを持ち合わせている。
    • Andriod + iOS
    • クライアントサイド + サーバサイド
    • サーバサイド + インフラ
    • 複数言語、複数プログラミングパラダイム…等々

面接で ○○やりたい みたいな甘っちょろいことを言っても何のプラスにもならない。
「Dockerやりたい」と心の中で思ったならッ!その時スデにdocker runは終わっているんだッ!

我がお師さんたちの年齢

これは非常に個人的な事情なのだが、自分のプログラマとしてのすべてを作り上げてくださったお師匠たちがちょうどこのぐらいの年齢だった。
僕はプログラマとしては大変遅咲きで、技術者として本当に一人前にしてもらったのは27歳の時に運良く拾ってもらった会社のおかげだ。この会社の先輩方が仕込んでくださらなければ、僕は今頃その辺のパチンコ屋の裏で野垂れ死んでいたと思う。

当時、なぜ自分があのような技術力で名前を轟かせる会社に採ってもらえたのか分からなかった。今でも分からない。ただひとつ言えることは、自分は幸運だったということだけだ。

採用の難しさ、そしてバトンをつないで行くということ

自分が採用する側になって始めて採用がどれほど難しい行為かを思い知ることになった。
どれだけ全力を注いでも、良い人材をそれと見抜けず取りこぼしてしまうし、そうでもない人を10年にひとりの逸材と思い込んでしまう。僕などはまさに後者でたまたま引っかかったに過ぎないのだ。

ただしここからが重要なのだが、人はたったひとつのチャンスを貰って生まれ変わることが出来るということだ。僕など、まともに戦力になったのは28〜9の頃だったのでは無いかと思うが、毎日「自分は最下層の人間なのだ。何の恥をかくことがあろうか。なんでも訊いてしまえ。」という思いで分からないことをひとつひとつ潰して行った結果、前々職の最後〜前職では小さいチームの開発リーダーを任せていただけるまでに成長できた。

この感謝を、我慢強く鍛えてくださった師匠たちにお返しするのかというと、それはきっと違うのだなと思う。僕も同じように、いま何者でもない若者たちにバトンを渡していくのだなと。

40歳、50歳までプログラマで居るために

32ぐらいで年寄りぶるなとお叱りを受けそうだが、それでも20代の頃のように本を読んだら絶対に忘れないということが出来なくなった。記憶力も体力も低下を感じる。おまけに家庭を持ち、好きな技術をとことんまで掘り下げたり、好きなだけ勉強会に行ったりすることが無理になってしまった。

ただきっと、諦めたら試合終了なんだろうなと思う。いつか来るその日までは、常に情報を収集し、本を買い、新しい技術を習得し続けたいと思う。プログラマは葛西臨海水族園のマグロと同じだ。停まったら死だ。

31歳の振り返りと32歳の目標

たしか以下を目標にしてたと思う

  • iOSアプリ書く
  • Dockerやる
  • SICPやる
  • ScalaかClojureやる

結果は…

  • iOSはしょうもないタスク管理アプリ書いた
    • リリースはしていないので全然ダメ
    • ただiOSもAndroidと本質的な部分は別になんにも変わらないことが分かって安心した
    • Obj-Cの苦手意識は全く無くなった。むしろ名前付き引数とかブロックを使った関数オブジェクトリテラル等、Androidで使えるJava7よりマシとすら感じる
  • Dockerは相当色々調べた。ブログにももっともっと書きたいことがある。
    • 開発環境ではかなり使うようになったけどまだプロダクション投入してないのでダメ
    • プロダクションで使うイメージがまだ湧いてない…
  • SICPやる
    • 1章で(転職により)離脱…情けない
  • ScalaかClojureやる
    • コップ本読み進めてます。まだ何もプロダクトは書いてない…

ということでひどい有様ですね。28点ぐらいですね。

あまり目標を大きくしてもアレなので、とりあえず↑を全部プロダクション投入することを引き続き目標にしようかなと思います。

まとめ

生涯プログラマで居たいです。iOS, Android, サーバサイドは流行りのやつをちょろちょろ追いかけてたらあと数年は飯食えますかね…
同年代のプログラマと生存戦略を語りたいです。ご連絡お待ちしております。